軋轢音のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2010年12月21日
口を開けたり閉じたりすると「ポキッ」っと音がする
これをクリック(音)といいます
“顎関節症”の可能性があるのです
顎関節は耳の穴の前にある関節で、口を開けたときに左右対称に動きます
“顎関節症”はこの顎(あご)の関節やその周りの筋肉の不調によって生じる症状です
他にも「シャリシャリ」っという音がしたり
口を開けたり物を食べたりすると顎が痛む、カクンっとずれる
口が開きにくい、開かないなどが主な症状です
口の開閉が困難になるだけでなく
頭痛や肩こり、耳痛、めまいなどさまざまな症状を併発し
悪化すると全身の不調にもつながります
原因として
噛み合わせの悪さ、日常的にあごに負担をかける食いしばりの癖や
姿勢の悪さといった習癖によるもの
ストレスや不安など精神心理的・社会的背景も考えられます
男女比では、7:3で圧倒的に女性に多くみられます
治療は原因により異なりますが
まずはじめに、“咬合調整”(噛み合わせを整える)
そして“スプリント療法”顎関節症用のマウスピースをはめて
筋緊張を取り、顎への負担を軽減し、噛み合わせを安定させます
ただ口腔外科など専門の先生方に伺うと
咀嚼時や大きく口を開けたときに生じる「ポキッ」「カクッ」「ガリガリ」「シャリシャリ」「グニュッ」・・・・・
などの軋轢音(関節雑音)は痛みを伴う時以外は治療の必要はないとのことです
Comments
Leave a Reply