ロコモのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2012年3月10日
今シーズンも、不定期な馬券師定例ラウンドが始まった
「ドライバーの角度上げたほうがいんじゃねっ
腹出てきたなぁ メタボリックドクター」っと
冷やかし半分に当直明けのH医師を煽っていると
“いやいやこれからはロコモよ~っ”とキョイチをかっ飛ばした
なにそれ?
ラウンド後の風呂でのぼせるまでH医師に熱弁され
自分の無知さを恥じた
Loco Moco
日本歯科医師会の広報誌でも取り上げられていたが
メタボの次はロコモらしい
ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)運動器症候群
「運動器の障害により、要介護となる危険性の高い状態」をいう
つまり
足腰の骨、関節、筋力の劣化が歩行困難をもたらす
運動器機能低下症候群
結果的に介護が必要になったり
寝たきりになったりする危険性が高い状態のこと
内臓脂肪が蓄積して糖尿病や高血圧、高脂血症によって
動脈硬化から心臓や脳血管の病気につながるメタボリックシンドロームに対し
身体の首から下の骨、関節、筋肉、神経など、内臓を除いた
体の運動を司る部分からをロコモティブシンドロームという
ロコモティブシンドロームの主な治療対象となる疾病は
骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性脊椎症の3つの慢性疾患であり
その他変形性関節症、脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折
腰部脊柱管狭窄症、関節リウマチなどがある
当院にもリウマチの影響で口が開かなくなる症状の患者様がおみえになる
メタボと歯周病の関連性はもう既に周知されていることだ
次はロコモ対策、そして要介護への在宅歯科医療
よく噛んで食事をすることは、老化のスピードを遅らせる
咀嚼力は生命力そのものなのだ
歯科からもロコモの予防に積極的にアプローチしていく必要がある
8020運動はもう25%達成されているのだから
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