えぐれるお話
Posted By Dr. Feelgood on 2012年12月17日
歯がしみてしまう知覚過敏は
硬い歯ブラシや強い力での“歯の磨き過ぎ”
そう思われている方が多いようですが
実はもっと知覚過敏を起こしやすい原因があるのです
それはアブフラクション(歯ぎしりや咬み合わせが原因)というものです
アブフラクションとは、噛み合わせの力が原因で起こる歯質の欠損のことで
睡眠中の歯ぎしり、特に歯を横に動かしたときに
上下の歯が強く接触することにより歯にたわみが発生し
構造的に脆いエナメル質と象牙質の境目付近の歯質が
細かく欠けてしまう現象のことです
上の写真のように歯の付け根のところが
えぐれたようになってきます
これで知覚過敏はおきるのです
治療法として
えぐれた部分に治療用のプラスチックなどを詰めて
埋めることはできますが
原因である歯ぎしりが治まらないと
再び接着剤がはがれて取れてしまいます
そこで この“えぐれ現象”を防止するために
歯ぎしりをしてもできるだけ
歯に負担がかからないよう
ナイトガード(マウスピース)の
作成をお薦めしています
歯型を採るだけの簡単な処置で作成できます
いろいろなカラーもありますのでご相談ください
保険診療で5,000円程度になります
歯みがきの時にピリッっときたら
早めに受診してください
http://youtu.be/L1g16AYslRA
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