『歯みがき指導でなぜ悪い』のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2014年3月18日
居酒屋のカウンターで気持ちよく飲んでいると
奥の座敷の障子の向こうから
「今日、歯医者行ったら
歯みがきの仕方を教えられちゃってよぉ
子供じゃないんだから
歯みがきなんて・・・がっはっは!」
そんな声が聞こえてきました
実は保険点数には
「歯科衛生実地指導料」というものがあります
これはどういうものかと言いますと
う蝕または歯周疾患(歯肉炎を含む)に罹患している患者に対し
歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が
直接15分以上の実地指導を行い
指導内容を文書で提供した場合
月1回に限り所定点数を算定する
となっています
簡単に説明すると
衛生士が15分以上歯みがき指導を行い
お土産に説明の文書を差し上げるというものです
また
歯科衛生士は
歯及び歯肉等口腔状況の説明をし
プラークチャートを用いた
プラークの付着状況の指摘と
患者自身によるブラッシングを観察したうえで
プラーク除去方法の指導
家庭において特に注意すべき療養指導等・・・
と「歯科保険診療の取り扱い」には示されています
そこまでやります
歯科衛生士には
かなりの重労働です
毎日、一生懸命
その患者さまに合った指導を
丁寧に行っています
なのに
この保険点数は
なんと!
80点(80円~240円)
しかありません
ふざけるんじゃねぇ~よ
厚生労働省!!(泣)
以上
居酒屋の障子の向こうで吼えていた
飲んだくれおやじさんと政府に対する
私のプロテストです
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