AIのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2018年2月21日
大阪大歯学部とNECは20日
人工知能(AI)を用いたデータ解析を
口の中にできるがんや口内炎
虫歯の診療などに役立てる構想を発表した。
これまで医師の技術や経験に依存していた診療分野に
最新の情報通信技術(ICT)を導入し、より速く確実な医療を目指す。
大阪大では歯学部の付属病院が保有する一部の患者のデータを利用。
口内を撮影してがんや口内炎などを早期に見つけ
専門機関の受診の必要性を調べられるAIの開発を進めている。
歯型の3次元模型や歯のエックス線撮影画像の情報から
効果的な歯の矯正を導き出すAIや
高齢者の歯並びのデータを学習して
歯を失いやすい人を判定するAIの実現にも取り組んできた。
今回の構想は、こうした研究に一定の成果が得られたため
実用化に向けて規模を拡大し、有用性を確かめる。
膨大な診療情報を、大阪大のスーパーコンピューターで解析し
データの扱いについては、患者が特定できない形で
情報を抽出する仕組みの構築に当たる。
村上伸也病院長は「患者情報を守りつつ活用し
歯科医療の変革をもたらしたい」とした。
(産経新聞より)
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