お米のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2018年12月1日
新潟大学大学院生らのグループは米から抽出した成分で
歯周病発症時の歯槽骨吸収が抑制できることを明らかにしたと発表した。
これまでの研究から、米成分には炎症を緩和する作用があると示唆されており
そこで、新潟大学大学院生の田村光歯科医と寺尾豊教授らのグループは
米から抽出した15種類のペプチド(アミノ酸加工物)を
歯周病のマウスに投与した結果、9番目と11番目のペプチドは
骨の炎症を抑え、骨を吸収する破骨細胞の数を減らす働きをすることを突き止めた。
グループは「日常的に食べる米であれば安全な治療薬が開発できるうえ
現在使われている抗生物質の乱用を抑えることにも結びつく」として
今後は新潟に拠点がある米の関連企業と連携して
新薬開発につなげたいと期待している。
との事です。
文献を読んでみると
歯周病のようなグラム陰性菌だけでなく
ニキビ菌のようなグラム陽性菌や真菌にも効果がありそうですね。
お米の成分ですから
将来、オーラルケア製品にはかかせない成分となる事は間違いないでしょう。
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