噛みしめるお話
Posted By Dr. Feelgood on 2019年4月5日
重い歯周病の人は、無意識に歯をかみしめる傾向があることが
岡山大病院の加藤聖也医員(咬合・義歯補綴科)らの
研究グループによる調査で分かった。
歯や歯周に加わる負荷が歯周病を悪化させている可能性があり
新たなアプローチによる検査や治療法の開発が期待される。
グループは、同大病院の予防歯科を受診している65歳前後の男女31人を対象に
2014~15年、歯の食いしばりや歯ぎしりについて調査。
携帯型の記録計を24時間装着してもらい
かみしめた時に頬の筋肉から出る微弱な電気の強さを解析した。
その結果、重い歯周病の人は1時間当たり平均6分12秒
力いっぱい歯を食いしばった時の2割以上の力で歯をかみしめていたのに対し
症状がごく軽い人は1時間当たり平均1分24秒にとどまっていた。
歯周病は細菌感染によって、歯を支える歯周組織が破壊される疾患。
ただ、患者の中には口の中をきれいな状態にしていても
症状が改善しないケースがあるという。
かみしめる行為と歯周病との関連性を調べた過去の研究は
患者本人への聞き取りが中心で
客観的なデータを基にした解明は進んでいなかった。
加藤医員は「食いしばりや歯ぎしりをコントロールできれば
歯周病が改善する可能性がある。
歯周病とかみしめの関係についてさらに詳しく調べていきたい」と話している。
(山陽新聞より)
ということです。
歯周病が進むと歯がグラグラしてきますので
その歯に強い力が加われば当然悪化してしまいます。
噛み合わせはお口の中でとても大切な事なのです。
定期歯科健診を受けてマウスピースなどを早めに装着する事をおすすめ致します。
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