1年に1回のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2012年12月18日
厚生労働省は12月6日
「平成23年国民健康・栄養調査結果の概要」を公表した
同調査は健康増進法に基づき毎年実施されている
今回調査は平成23年11月分で、東日本大震災の影響のため
岩手県、宮城県、福島県を除いて実施されている
第7章として「歯の健康に関する状況」があり
1)入れ歯の使用状況
2)歯科健康診査や専門家による口腔ケアの受診頻度
3)咀嚼の状況、が掲載されている
2)の歯科健診や専門家による口腔ケアの受診頻度を見ると
「半年に1回以上」が21.9%
「1年に1回程度」が26.5%で
合計48.4%となっている
年代別では60から69歳で合計54.7%ともっとも高くなる
統計からどの世代も約半分の国民が
半年から1年に1回は専門家による健診や
口腔ケアを受けているという事になる
国民の歯への関心が以前より一層高まっているといえる
全身の健康と同じく、平均寿命が延びれば
生活習慣病をはじめとする患者さまが増加する
介護保険の受給者もついに500万人を超えるといった状態だ
8020はもう達成された過去の目標
歯の数が増えれば増えるほど
歯周病や口腔機能不全の患者さまが増加していくのである
国民が健やかで心豊かに生活できる
活力ある社会とするためには
我々歯科医師が次なる目標を掲げ対策を練らなければならない
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