Posted By Dr. Feelgood on 2016年5月9日
人には外から入ってきた異物を
非自己(自分のものではないもの)と認識して
排除する免疫という機能があります。
移植された臓器も非自己であるため
これを排除しようと免疫反応がおこります。
これを拒絶反応といいます。

拒絶反応をおこす免疫は
もともと生体にとって必要な働きですが
拒絶反応が強くおきると
移植した臓器の働きが失われ
生命に影響が及ぶことがあります。
そのため、拒絶反応をうまくコントロールする必要があり
免疫抑制剤が用いられます。
その結果、免疫の働きを抑えようとするあまり
細菌などの対する抵抗力もなくなり
思いもよらない感染症をおこしてしまうことがあります。

専門的な口腔ケアや予防を行うことにより
口腔内の細菌をできるだけ減らし
感染症の発症リスクを下げる必要があります。
臓器移植手術の予定がある方は
是非、ご相談ください。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年4月28日

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Posted By Dr. Feelgood on 2016年4月23日
放射線治療では
がんの細胞に放射線をあてて殺します。
できるだけがん細胞にだけ
放射線が当たるようにしていますが
周りの正常な細胞にも放射線があたってしまうのを
完全に避けることはできません。
口腔の周りの細胞は
もともと放射線の影響をうけやすいタイプの細胞のため
放射線治療の効果とともに
口腔内の正常な細胞もダメージをうけます。
そのダメージの結果、様々な副作用が現れます。

頭・顔・首などの放射線治療で
口内炎
口腔乾燥
むし歯になりやすくなる
骨膜炎
などの症状が出やすくなります。
専門的な口腔内のケアを行うことが
副作用の重症化を防ぐことに役立ちます。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年4月15日
抗がん剤治療では
がん細胞を殺す薬を使います。
この薬はがん細胞を殺しますが
それと同時に正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。

口腔内の細胞がダメージを受けると
頬や唇の内側の粘膜が炎症をおこし痛みが出ます。
痛みが強いと、一時的に食事や会話が不自由になります。
抗がん剤の中には免疫力を弱めてしまうものもあり
普段は何ともない口腔内の菌が感染を引きおこし
抗がん剤治療が継続できなくなることもあります。

当院では抗がん剤治療をうける患者様に対し
①治療に問題となることはないか口腔内をチェックします。
②むし歯や歯周病の検査をし、問題があれば治療します。
③口腔内の専門的なクリーニングを行います。
④口腔内の衛生管理方法(セルフケア)を患者様の状態に合わせて指導いたします。
抗がん剤治療をお受けになる方は、是非ご相談ください。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年4月8日
がんなどの外科手術で
全身麻酔を伴う手術では
ほとんどの場合
人工呼吸のための管を口腔から入れます。(挿管)
この時、口腔内の細菌が少ない方が
手術後に肺炎や傷口からの感染などの
合併症を減らすことがわかっています。

治療前・手術前に歯科治療や
口腔内の専門的なクリーニングをうけて
口腔内の衛生状態をよくすることで
手術や治療による副作用(肺炎・口内炎など)を
減らすことができます。

口腔内を清潔に保つ「口腔ケア」は
の早期回復に非常に有効であり
社会復帰に向け大きな手助けとなります。
もし、手術や入院の予定があるようでしたら
是非、その前にお口のケアをご相談ください。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年4月1日
新年度とともに
新しい診療ユニットが入りました。

どんな患者様にも体への負担が少ない
とても座り心地の良い、高性能機種です。
現在、ネット予約がとりにくい状況が続いており
大変ご迷惑をおかけしておりますが
急患の方は、是非お電話でご連絡いただければと思います。
お待ちしております。
https://youtu.be/8FkGsbPURC0
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年3月15日
東日本大震災で亡くなった岩手、宮城、福島3県の犠牲者の身元確認は
歯型鑑定によるものがDNA鑑定の約7倍だったことが
12日、警察庁への取材で分かった。
震災では家族全員が亡くなったり、家が流されたりしたため
DNAを照合する試料が得られにくかった。
未曽有の大災害に効果を示したことで
各地の歯科医師会などが歯科情報を長期間
安全に保管する取り組みを始めている。

警察庁の2月末現在の集計によると
3県で身元を確認した遺体は1万5749人。
そのうち1万3955人(88.6%)は身体的特徴や所持品が身元確認につながった。
歯型による鑑定は1248人(7.9%)で
DNA型は173人(1.1%)、指紋・掌紋は373人(2.4%)だった。
3県警によると、震災直後は身体的特徴や所持品で十分確認できたが
時間とともに顔や指紋では判断できないケースが増加。
変化しにくい骨から採取できるDNAや歯が鑑定に使われた。
しかし、DNAで身元を特定するには
家に残された髪の毛や皮膚片などの試料が欠かせない。
震災では、自宅ごと流されて得られないことが多かった。
歯型は、かかりつけの歯科医院に情報が残っていた。

南海トラフ地震による津波被害が想定される岡山県の県歯科医師会は
津波などの災害に備えて内陸の銀行に預けようと
患者の同意を得た上で歯科情報をUSBメモリーに記録して保管している。
歯型の照合システムを作成し
宮城県で県警とともに犠牲者の特定作業に携わった
東北大の青木孝文教授(情報科学)は
「全国の歯科医院は6万以上。その情報は災害時
大きな身元確認の根拠となるはずだ」と話している。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年3月14日
文科省の「歯学教育の改善・充実に関する調 査研究協力者会議」で
示された資料「最低修業年限での歯科医師国家試験合格率」によると
平成21年に歯科大学・歯学部に入学した者のうち
留年も浪人もせずに歯科医師国家試験に合格できたのは
48.9%

現在は、約半分の学生が歯科大学に入学しても
どこかでつまずき
スムーズに6年間で歯科医師になれないようです。
歯科医を目指す子供たちにとっても
その親たちにとっても厳しい時代になりました。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年3月1日
慢性の歯周病患者に起きる痛みや腫れの症状は
気温や気圧に大きな変化があった後に出やすいことを
岡山大の森田学教授(予防歯科学)らのチームが27日までに突き止めた。

天候変化が病気に影響することは神経痛やうつ病
頭痛などでも知られ、チームは「歯周病でも症状の発生が予測できれば
患者の生活の質向上に役立つ」と説明する。

チームは、岡山大病院を受診した慢性歯周病患者約150人の症状出現と
岡山地方気象台の約2年間の天候データを比較。
気圧が急激に低下した2日後と
1時間ごとの気温の上昇が大きかった翌日に発症することが多いと分かった。
天候変化が、交感神経やホルモン分泌に影響を及ぼしたり
歯周病の原因菌増殖に関与したりした可能性が高いという。

チームによると、40歳以上の日本人の歯周病罹患率は8割を超える。
竹内倫子助教は「症状が悪化する詳しい仕組みはまだ分からないが
研究を進め
将来は天気予報のように悪化を予測する『歯周病予報』を出したい」と意気込む。
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Posted By Dr. Feelgood on 2016年2月15日
記憶や判断力などに障害が起きる
認知症の患者は約460万人(2012年、厚生労働省調べ)
歯と認知症の関連を調べるため
山本龍生・神奈川歯科大教授(社会歯科学)らは
愛知県内に住む65歳以上の高齢者4425人を対象に
4年間追跡した国の研究班の調査結果を分析した。

その結果
歯がほとんど残っていない人(0〜9本で、義歯の使用なし)は
歯が20本以上残っている人に比べ、認知症の発症リスクが1.85倍も高かった。
食べ物をかむ能力で見ると、あまりかめない人の発症リスクは
なんでもかめる人に比べ、1.25倍と高かった。
一方、歯がほとんどなくても義歯を使用している人の発症リスクは
1.09倍と低く、義歯を使って、かむことがとても重要だと分かった。
さらに、対象者を絞って3年間追跡し
3年後に「過去1年間に2回以上、転倒したか」を尋ね
歯の本数と転倒との関連も調べた。
歯が19以下で義歯もない人は、歯が20本以上ある人に比べ
転倒するリスクが2.5倍と高くなることが分かった。
転倒と歯の関係については、若井建志・名古屋大教授(予防医学)らが
日本の50歳以上の歯科医師9992人を平均6年間追跡した調査結果もある。
追跡期間中、大腿骨を骨折した歯科医師は20人いた。
歯の本数が0〜8本の人は、19〜28本の人に比べ
骨折リスクは約5倍も高かった。

このような調査結果が先日毎日新聞に掲載されていました。
やはり歯を失うと、かむことによっての脳への刺激が減り
脳の機能が低下して認知症になる確率が増えるようです。
そして、歯を失うと踏ん張りがきかなくなり
体のバランスが悪くなり転びやすくなるのでしょう。
大腿骨の骨折でご苦労されているご高齢の患者様も多々見うけられます。
残念ですが歯を失っってしまったら義歯を入れ
しっかり食いしばれるお口の中にすることが
健康にお過ごしいただくための最大の予防法です。
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