Posted By Dr. Feelgood on 2014年9月8日

ギネスブック2001には
【全世界で最も多い病気は歯周病である。
地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない】
そう書かれています

歯周病は
プラーク中の細菌が原因となっておこる炎症性疾患です
歯肉に初発して歯槽骨(歯を支える骨)
歯根膜(歯と歯槽骨をつなぐ結合繊維)を破壊していく病気です
そして恐ろしいことに
歯周病の細菌が血液の中に入りこんで全身を流れていることがわかっています
つまり、お口の中だけではなく
身体のあらゆる病の原因になる可能性を秘めた非常に怖い病なのです

歯周病は、年を取るとかかりやすくなる病というイメージをお持ちかもしれませんが
けっして老化現象ではありません
若いうちからしっかりケアしておく必要があります
毎日よく磨いているつもりでも限界があります
少なくとも1年に1~2回は
歯科衛生士による歯の専門的なクリーニングを受けてください
歯周病は予防が第一です!
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年8月25日

日本には「黒の化粧文化」ともいえる時代がありました
その代表的な例が、歯を黒く染めるお歯黒です
お歯黒は平安時代に女性が成人した印としてはじまったとされています
明治のころまで約一千年もの間つづき
女性だけでなく男性もお歯黒をした時代もあったのです

男性のお歯黒は公卿から生まれ
高い官位の象徴ともなり
のちに平家が台頭してくると
平家の武将たちもお歯黒をするようになりました
戦国時代になると豪気の気風に合わないためか
武士は次第にお歯黒をしなくなっていきますが
今川義元ら一部の武士はお歯黒をし続けました
白は色を変えられるが黒は変えられない意から
「武士は二君に仕えず」
という決意と誓いを示したのです

また、お歯黒の成分であるタンニンは
歯質タンパクを収れんさせて腐敗を防止します
事実、昭和51年当時
お歯黒を日常的にしていた最後の人といわれた
96歳になる秋田県のご婦人には虫歯がほとんどなく
50歳代の歯齢であったと伝えられています
実は現代でもお歯黒をしているようなお子さまを
たまに見かけます

むし歯の進行止めという名目で
一部の医療機関では使用しているようです
この薬は
昭和45年(1970)に厚生省製造許可された
フッ化ジアミン銀(サホライド)といいます

もともとお歯黒を参考に開発された薬なのです
美に対する意識も変わった現代には
とても時代遅れでかわいそうな口もとになってしまいます
七五三のお祝いの前やテレビ出演があるならば
当院ではその前に白く治してさしあげます
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年8月6日
8月8日(金)から8月13日(水)まで
夏季休暇のため
休診させていただきます

尚、14日からは診療いたしますので
今年度も
普段なかなか治療に通えない患者さまの
集中治療を受け付けております
短期間で徹底的に治します
まだまだ予約に空きがございます
ネットやお電話でご予約ください
お待ちしております
Lemon Popsicle – Paquera e Curtição – Eskimo… 投稿者 filmow
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年8月1日

夏休みは
子供たちが外をとびまわり
自然とふれあう格好の舞台です
見たり聞いたりだけでなく
手で触り
匂いを嗅ぎ
舌で味わう実感が
バランスのとれた心を育てます
これらは動物の生存本能と結びついた
「原始感覚」と呼ばれ
ピンチの時にどん底から這い上がる
生命力を生み出してくれるのです
触覚

嗅覚

味覚

という
3つの原始感覚の多くは口の中にあり
口をよく使って
よく咀嚼すれば
幼児期に必要な原始感覚が
充分に育まれるはずです

また、咀嚼は顔全体の筋肉を使うので
よく噛む事ができる子供は
顔面がよく動き表情も豊かです
大いに笑うことができる子供は
原始感覚が発達しているので
物事に感動できる心を持っているわけです
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年7月22日

抜けた乳歯
日本では
上の歯は床下に
下の歯は屋根に向かって投げるという
昔からの風習があります
これは
続いて生えてくる永久歯を
その方向へちゃんと導いてくれるように
というおまじないです
これは実は
アジアの他国でも見られる習慣です

またその際
「ネズミの歯のように強くなーれ!」
や
「ネズミの歯と変ーわれ!」
というような願いを掛けることが多いようです
ネズミの歯が後から後から伸び続けることにあやかったのでしょう
その他、世界中を見渡すと
様々な風習があるようです
中でもチリとコスタリカでは
乳歯をイヤリングにして
身に付けておくそうです

また
欧米には抜けた乳歯を枕の下に置いて寝ると
夜中に歯の妖精TOOTH FAIRYがこっそりその歯をもらいに来て
お礼にコインやプレゼントと交換してくれると言い伝えられています

妖精は、きれいな乳歯しか持って行ってくれないということですから
むし歯予防のための戒めになっています
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年7月9日

保育園や幼稚園、学校の歯科健診も終わり
今、多くのお子さまが歯科医院を訪れています
保護者の方にお話を伺うと
お子さまの仕上げ磨きに苦労しているお母さまが多いようです
そこで
通院されているお子さまに
なんで仕上げ磨きが嫌なのかを聞いてみました
すると
「苦しい」 「痛い」 が
多くの理由でした
長時間ブラシを口の中に入れられていると
唾液がたまり苦しくなります
仕上げ磨きのポイントは
10回ゴシゴシと数えたら
一度歯ブラシを口から抜いてあげるなど
休み休み磨くことです

また、小さいお子さまは
口の中を触れられることに
慣れていないという理由もあります
生後すぐの赤ちゃんは
口もとに固形物を近づけると
舌を出して押し返そうとします
これは母乳以外の異物の侵入を避けるための
本能的な反射です

口が本来、そのような敏感な空間であることを
ぜひお母さまも認識して
まずは口の中を触られることに慣らしてあげましょう
遊びの延長として
指先で奥歯の歯ぐきを
指先でコチョコチョと触ったりして
触れられることに慣らしてあげると良いです

そして気づいていらっしゃらないかも知れませんが
『みがくぞぉ~』っと意気込むお父さん、お母さんは
ちょっと怖い顔になり、歯ブラシを持つ手にも
かなり力が入っています

子供はそれを敏感に察知し
「仕上げ磨きは嫌なこと」という
先入観をもってしまうのです
ぜひ お父さん、お母さんご自身も
やさしい顔でリラックスして磨いてあげてください
やさしさに包まれたなら 投稿者 jinta36
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年6月23日

覚悟を決めて親知らずを抜いたのに
抜いた場所がいつまでも痛い
そんな患者さまがお見えになる事があります
それはドライソケットという症状です
ドライソケットとは
抜歯したときに出血が極端に少なかった場合や
抜歯後に強いうがいなどを繰り返すことにより
血餅(血のかたまり、かさぶたのようなもの)の形成が
不十分になることで
抜歯した骨の部分がむき出しになってしまうことです
こうなると、とても痛みが強くつらいものです

ドライソケットの原因で多いのは
抜歯後、気になって
何度もうがいをしてしまうことです
うがいは固まり始めた血液(血餅)を
洗い流してしまい
せっかくできたかさぶたを剥がしてしまいます

抜歯後は、血の味がして気持ち悪いと思いますが
なるべくうがいは控えるようにしてください
また、1~2日は強くうがいをしないで
できかけた血餅が剥がれないように気をつけましょう
もし、抜歯後2,3日してから急に痛みが強くなったら
すぐ来院してください
ドライなのはマティーに限ります
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年6月10日
歯周病による炎症が
心筋梗塞や脳卒中を引き起こす
動脈硬化の原因になると考えられていたが
今まで具体的なメカニズムはわかっていなかった
しかし、遂に
愛知学院大学の松原達昭教授らが
大人の約8割が患っているとされる歯周病が
動脈硬化を引き起こすメカニズムの一端を突き止めた

歯周病による炎症で出る物質が
血管の細胞にくっつき
血管の壁にこぶを作ったり
血管を狭くしたりすることが
動物実験でわかったと言うのだ
研究グループは
歯周病を発生させたラットと
そうでないラットの大動脈内の変化を比較
歯周病になったラットは
白血球の一種で体内に侵入した異物を取り除く役割を担う「単球」に
炎症性物質を多く含み
その単球が血管の内皮に多く付着したり侵入していることを確認した
この炎症性物質を多く含む単球は
たばこの有害物質などと同様
内皮下に侵入すると
悪玉コレステロールなどを血管に蓄積させる原因となり
これが、動脈硬化の初期の状態と考えられるという
研究成果は4日
英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」電子版に掲載された

今回の実験で
歯周病が動脈硬化につながっていく仕組みが明確になったわけであるから
今後は我々がより一層解り易く
動脈硬化と歯周病には因果関係を
患者さまに説明できるはずである
Posted By Dr. Feelgood on 2014年6月4日

毎年6月4日~10日までの間
厚生労働省・文部科学省・日本歯科医師会の共同で
「歯の衛生週間」 が全国で展開されていましたが
55年もの長い間親しまれてきたこの名称が
昨年から 『歯と口の健康週間』 へと変わりました
これまでの 「歯の衛生週間」 では
国民の皆さんに 「歯の衛生に関する正しい知識を知ってもらうこと」
「歯の病気の予防・早期発見・早期治療を行って
健康の保持や増進に役立てていただくこと」
が目的でしたが
名称の変更でこれからは
歯だけではなく
歯を含めたお口全体への意識を高めていただくこと
そこまでが目的です
「むし歯予防デー」なんて言葉
今でも時々耳にしますけど
随分と大昔の呼び方なんですね
名称の移り変わり一覧
昭和3~13年 |
むし歯予防デー |
昭和14年~16年 |
護歯日 |
昭和17年 |
健民運動ムシ歯予防運動 |
昭和18~23年 |
太平洋戦争のため全国統一した運動は中止 |
昭和24~26年 |
口腔衛生週間 |
昭和27~30年 |
口腔衛生強調運動 |
昭和31~32年 |
口腔衛生週間 |
昭和33~平成24年 |
歯の衛生週間 |
平成25年~ |
歯と口の健康週間 |
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Posted By Dr. Feelgood on 2014年5月8日

歯の衛生に関する知識の普及啓発などを目的に
毎年6月4日から1週間展開される
「歯と口の健康週間」
今年度も小田原歯科医師会では
この「歯と口の健康週間」にイベントを行います
今年もより市民の皆様にお役に立つ、ためになる
講演会をご用意いたしました
平成26年度の「第15回歯と健康を守る集い」を6月1日(日)
小田原市川東タウンセンターマロニエで開催いたします
「在宅口腔ケアで命を守る!」
~超高齢者社会を迎えて~
在宅口腔ケアの先駆者である米山武義先生をお招きして
命を守り、生活を支える口の重要性をお話していただきます

また、今年度の「歯と口の健康週間」の
ポスターのイラストは
出産育児雑誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」の
キャラクターデザイン等で有名な
イラストレイターのアランジアロンゾによるものです
講演会のお申し込みは当院までご連絡ください
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