後方支援のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2011年4月15日
昨日、高校時代の同級生で歯科技工士をしている
K山君から状況連絡が入った
当時、私の部屋に遊びに来ては
竹の子族をマネて化粧をして、よく踊っていた男だ
彼は今、宮城県の山元町で歯科治療支援を行っている
治療も食事も寝泊りもこの車の中だという
早速、用意していったものが底をつきそうだという即重レジンと、役にたちそうな応援物資を送った
入れ歯を津波で流された方も多いらしく
歯型を採り、短期間で暫間義歯を作っているのだという
被災直後は緊張で感じていなかった歯痛が、1週間を過ぎたころから多発
歯は栄養バランスやストレスの影響を最も受けやすく
食べられなくなれば免疫力の低下を招き
インフルエンザなど感染症を引き起こす可能性がある
水不足で入れ歯を洗わなかったり
口腔ケアが出来ず、口の中の細菌が増えた高齢者に「誤嚥性肺炎」の危険もある
また、被災地では過度のストレスや寒さで
無意識に上下の歯を噛みしめる「食いしばり」が多くなりがちだ
充分な器具などがない為、各歯科医療チームは予防策として
「上下の歯を噛みしめない」
「顔面のマッサージを行い、抗菌作用のある唾液の分泌を促す」
の2点の実践を勧めているという
これからも連絡を取り合い、少しでも後方から支援が出来ればと思っている
Comments
Leave a Reply