親知らずのお話

Posted By on 2011年9月1日

親の心子知らず」と言う諺がある

親の深い思いやりも知らないで、子供は勝手な振る舞いをするということ

親になってみなければ親の心は理解できないという述懐や

子供を叱るときの小言などに使われる

では「子の心親知らず」というと

親というものは我が子をいつまでも幼いままに見てしまうので

年々成長し発達する子供の気持ちがなかなか理解できないということ

親知らず(第三大臼歯) 智歯ともいう

そこで、お口の中の親知らずなのだが

こちらは、赤ん坊の歯の生え始めと違い、多くの場合親元を離れてから生え始めるため

親が歯の生え始めを知ることはない

という説と

人間の寿命がまだ現代ほど長くなかった昔

当時親知らずは親が亡くなってから生えてくるものだったから

そこから親知らずという名がついたという言い伝えがある

 親知らずは生えてくる場合と生えてこない場合(又は最初から無い場合)があり

生えたら抜歯してしまった方が良いと思われがちだが

手前の歯と同じように生えてきていて、歯磨きも特に問題なくできる場合

骨の中に完全に埋まっていて、レントゲン写真上問題が無い場合などは

無理に抜く必要は全くないのである

親知らずを発見すると、やたらと抜きたがるSadisticな先生がいるのは事実)

 

気をつけましょう!

親知らずを抜かずに取っておくと、将来手前の歯が抜けてしまった場合に

ブリッジの土台や移植歯として使える可能性もあるのだ

 むし歯になり痛みが強くあったり、歯肉が腫れてしまったり

斜めに生えて周りの歯に悪影響を及ぼす可能性がなければ

できるだけ抜かないで残しておきましょう

 親の知らない自分だけの大切な秘密の宝物ですから

 
http://youtu.be/3g_bv1nRgBc

About The Author

The Damnedやツネマツマサトシ、The Stoogesなどのカヴァー曲をリハーサルした後、初めてのライブをコイケミュージックホールで行なう。あまりにもメチャクチャで荒々しい演奏のせいで、わずか15分ほどで電源を切られTHE HOODLUMのデビューライブは終わった。そんな原点が今の活力!歯科医師としての情熱に繋がっている。

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