Case Of Insanity
Posted By Dr. Feelgood on 2012年7月9日
昨年の夏 このブログで
DB化のお話
という事を書いたら先日の毎日新聞に記事をみつけた
毎日新聞社 7月2日配信
東日本大震災で津波などで
多くの医療機関がカルテを失い医療活動に支障を来したことを受け
宮城県は今年度中に、県内全医療機関を対象にカルテを電子データ化し
インターネットで共有するシステムをスタートさせる
震災時にも、電子カルテを共有化していた被災医療機関は
投薬など治療がスムーズに運んだ教訓を生かす
都道府県単位で電子カルテを共有化する試みは、全国初という
【宇多川はるか】
同県では震災前から電子カルテの導入を目指す動きがあったが
震災を受けて加速したきっかけは、石巻市立病院の教訓
津波で甚大な被害が出た同病院では、震災のわずか1カ月前
電子カルテを山形市立病院済生館と共有するシステムを導入していた
そのため、津波で石巻側のデータは失われたが
山形側から取り寄せてカルテを復元できたという
県の構想は、県内の病院、診療所、介護施設などが連携し
電子データ化した患者の診療歴や投薬などの情報を
パスワードなどでセキュリティーのかかったネットで共有するシステム
近隣医療機関が相次いで被害を受けるような大規模災害の場合でも
遠隔地の医療機関がバックアップしやすくなる
まず今年度中に、震災で特に大きな被害を受けた石巻
気仙沼医療圏(気仙沼、石巻、東松島の3市、南三陸、女川の2町)で導入
13年度以降に残りの地域でも導入する
財源には、政府の11年度第3次補正予算などから約23億円を充てる
既に、東北大や県医師会、県薬剤師会など各医療団体は6月
システム導入を主目的とした社団法人「みやぎ医療福祉情報ネットワーク協議会」を発足させ
参加医療機関を募っている
県医師会のアンケートでは、震災時に県内163医療機関がカルテに損害を受けたと答えている
県医療整備課は「電子データ化を進めることで、災害時だけでなく
医師が不足するへき地の地域医療にも役立てることができる」と意気込んでいる
■電子カルテ
患者名、病名、検査の画像データなどを電子化したもの
共有すればかかりつけ以外の医療機関でも
検査や投薬の重複を防ぐことができ
災害時だけでなく転居時などにも有効
政府は06年度までに6割以上の病院(400床以上)での導入を目指したが
高額なシステム導入費がネックとなり
08年の普及率は38・8%(厚生労働省)にとどまる
医療機関がインターネットで電子カルテを共有する事は
私にはメリットしか考えられないのだが
反対している先生たちもいるのだという
“地方の普通の開業医の多くは
オンラインでの情報提供はそれほど望んでいない”!?
そんな“いなかっぺ”なことを言っているから
いつまで経っても進歩しないし便利にもならないのだ
電子カルテは入力日時がリアルタイムで表示されるので
後日間違いに気が付き訂正しても
いつ、誰が、どのように、カルテを書き直したかわかってしまうから・・・
反対している先生方のお気持ちはよ~く解りますw
しかし もしもの時の隠蔽や自分の利益ばかりを追求して
国民(患者さま)のことを全く考えていないならば
まるで今の国会議員と同じ
お先真っ暗な狂った医療改革にはもう うんざりしている
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