ハーブのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2014年1月7日
食料を保存するための香辛料として
古代から使われた薬物植物
それがハーブです
このハーブは歯磨き剤の歴史にも
大きな役割を果たしています
紀元前5世紀に活躍した
“医学の父” ヒポクラテスは
石を砕いた歯磨き剤で歯を磨き
イノンドとアニスを浸した白ワインで
うがいをするよう推奨しました
イノンドとは今も匂いづけに使われるディルのこと
口臭や胃痛を抑え
消化促進の働きがあるハーブで
現在は糖尿病の減塩食にもよく使われます
アニスは臭み消しスパイスのアニシードで
整腸、咳止め、制臭などの作用があります
ヒポクラテス時代の歯磨き剤は
まだ粗悪なもので
うがい薬にハーブを使うことは
少しでも口当たりを良くする知恵だったのかも知れません
中世になっても多くの医師が
ミントやローズマリーなど
様々なハーブを歯磨き剤に処方し
薬効とともに口の中を
爽やかにする味や香りが研究され
歯磨き剤の普及を支えてきました
(歯の歴史博物館 長谷川正康 監修)より
Comments
Leave a Reply