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カルシウムのお話

Posted By on 2016年6月28日

 

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妊娠中は赤ちゃんにカルシウムを取られるから

むし歯にかかりやすい!

これは、いわゆる都市伝説の類で

一見科学的に聞こえ、ありそうな話ですが

全くの俗説にすぎません。

一度作られたカルシウムや、その他の成分が

母親の歯から溶け出ていくことはありません。

つわりの影響で歯磨きがおろそかになったり

嗜好が変化することでむし歯が急に悪化することはあるようです。

そのことがこの俗説を生むきっかけになったのでしょう。

また、妊娠中はホルモンバランスの変化などにより

“妊娠性歯肉炎”という歯茎の炎症や

“妊娠性エプーリス”という歯茎の腫れがあります。

 

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ただ、赤ちゃんの骨はもちろん

歯の芽とも言うべきものが作られる時期なので

妊娠中もバランスのとれた食事を心がけ

良質なタンパク質やカルシウムを十分とらなければいけません。

食べたカルシウムは、胎盤経由で赤ちゃんに届けられます。

いずれにせよ、むし歯を赤ちゃんのせいにするのは

赤ちゃんに気の毒な話ですね。

 

 
https://youtu.be/6Tvlg_DjARY

オーラル・フレイルのお話

Posted By on 2016年6月3日

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「オーラル・フレイル」とは、直訳すれば「歯・口の機能の虚弱」ですが、これは、東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫教授、飯島勝矢准教授らによる、食環境の悪化から始まる筋肉減少を経て最終的に生活機能障害に至る構造の研究で示されているものです。 そこでは、特に歯科口腔機能の軽微な機能低下や食の偏りも認められています。千葉県柏市における大規模健康調査(縦断追跡コホート研究)等の結果から出された、歯・口の機能の低下を表す新しい考え方です。この研究において、高齢期において人とのつながりや生活の広がり、誰かと食事するなどといった「社会性」を維持することは、活動量、精神・心理状態、歯・口の機能、食・栄養状態、身体機能など、多岐にわたる健康分野に関与することが明らかになっています。この「社会性」が欠如していくと、低筋力や低身体機能などの「サルコペニア」(加齢性筋肉減弱症)や低栄養などによる生活機能の低下を招き、ひいては要介護状態に陥ることが懸念されています。

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6月5日(日)「歯と健康を守る集い」では

オーラル・フレイルのお話をたっぷりお聞きいただけます。

私が司会を務めますので、ご参加のほど宜しくお願い致します。

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子育て支援フェスティバル

Posted By on 2016年5月24日

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私も参加しております。

歯科医師会ブースへお越しください。

クイズに答えてお宝GET!

心臓血管手術のお話

Posted By on 2016年5月21日

口腔内の細菌が血管を伝わって

感染性心内膜炎や血管内膜炎などを引き起こすことがあります。

これから、人工血管、人工弁の手術、

先天性心疾患などの手術をうけられる方は

むし歯や歯周病をしっかり治しておく必要があります。

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口腔内の感染症であるむし歯や歯周病に関与する細菌は

術後に血管や人工血管、人工弁に付着し

重篤な血管内膜炎や人工弁感染性心内膜炎などを

おこすことがありますので注意が必要です。

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専門的な口腔ケアや予防を行うことにより

口腔内の細菌を減らし

思いもよらない感染症のリスクを下げます。

心臓血管手術をうけるさいは、是非ご相談ください。

臓器移植のお話

Posted By on 2016年5月9日

人には外から入ってきた異物を

非自己(自分のものではないもの)と認識して

排除する免疫という機能があります。

移植された臓器も非自己であるため

これを排除しようと免疫反応がおこります。

これを拒絶反応といいます。

 

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拒絶反応をおこす免疫は

もともと生体にとって必要な働きですが

拒絶反応が強くおきると

移植した臓器の働きが失われ

生命に影響が及ぶことがあります。

そのため、拒絶反応をうまくコントロールする必要があり

免疫抑制剤が用いられます。

その結果、免疫の働きを抑えようとするあまり

細菌などの対する抵抗力もなくなり

思いもよらない感染症をおこしてしまうことがあります。

 

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専門的な口腔ケアや予防を行うことにより

口腔内の細菌をできるだけ減らし

感染症の発症リスクを下げる必要があります。

臓器移植手術の予定がある方は

是非、ご相談ください。

 

 

 

 

歯と健康を守る集い

Posted By on 2016年4月28日

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放射線治療のお話

Posted By on 2016年4月23日

放射線治療では

がんの細胞に放射線をあてて殺します。

できるだけがん細胞にだけ

放射線が当たるようにしていますが

周りの正常な細胞にも放射線があたってしまうのを

完全に避けることはできません。

口腔の周りの細胞は

もともと放射線の影響をうけやすいタイプの細胞のため

放射線治療の効果とともに

口腔内の正常な細胞もダメージをうけます。

そのダメージの結果、様々な副作用が現れます。

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頭・顔・首などの放射線治療で

口内炎

口腔乾燥

むし歯になりやすくなる

骨膜炎

などの症状が出やすくなります。

専門的な口腔内のケアを行うことが

副作用の重症化を防ぐことに役立ちます。

 抗がん剤治療のお話

Posted By on 2016年4月15日

抗がん剤治療では

がん細胞を殺す薬を使います。

この薬はがん細胞を殺しますが

それと同時に正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。

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口腔内の細胞がダメージを受けると

頬や唇の内側の粘膜が炎症をおこし痛みが出ます。

痛みが強いと、一時的に食事や会話が不自由になります。

抗がん剤の中には免疫力を弱めてしまうものもあり

普段は何ともない口腔内の菌が感染を引きおこし

抗がん剤治療が継続できなくなることもあります。

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当院では抗がん剤治療をうける患者様に対し

①治療に問題となることはないか口腔内をチェックします。

②むし歯や歯周病の検査をし、問題があれば治療します。

③口腔内の専門的なクリーニングを行います。

④口腔内の衛生管理方法(セルフケア)を患者様の状態に合わせて指導いたします。

抗がん剤治療をお受けになる方は、是非ご相談ください。

 

外科手術のお話

Posted By on 2016年4月8日

がんなどの外科手術で

全身麻酔を伴う手術では

ほとんどの場合

人工呼吸のための管を口腔から入れます。(挿管)

この時、口腔内の細菌が少ない方が

手術後に肺炎や傷口からの感染などの

合併症を減らすことがわかっています。

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治療前・手術前に歯科治療や

口腔内の専門的なクリーニングをうけて

口腔内の衛生状態をよくすることで

手術や治療による副作用(肺炎・口内炎など)を

減らすことができます。

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口腔内を清潔に保つ「口腔ケア」は

の早期回復に非常に有効であり

社会復帰に向け大きな手助けとなります。

もし、手術や入院の予定があるようでしたら

是非、その前にお口のケアをご相談ください。

 

 

ワインレッドのお話

Posted By on 2016年4月1日

新年度とともに

新しい診療ユニットが入りました。

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どんな患者様にも体への負担が少ない

とても座り心地の良い、高性能機種です。

現在、ネット予約がとりにくい状況が続いており

大変ご迷惑をおかけしておりますが

急患の方は、是非お電話でご連絡いただければと思います。

お待ちしております。

 

 
https://youtu.be/8FkGsbPURC0