クリックのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2013年6月18日
大きな口を開けた時
あごの関節が「カックン」
あるいは「ポッキン」などと
高い鋭い音がすることがありますが
この音のことを「クリック音」といいます
あごの関節には
「関節円板」という軟らかい組織があります
これが関節の頭の上に乗っている状態にあり
口を開けると関節の頭と
この円板の位置関係は
ちょうど頭の上に帽子をかぶっているようになります
ところが口を開ける時、「ガクン」となる人の場合は
何らかの原因でこの円板が
前の方にずれています
したがって口を開けようとした時に
関節の頭は前の方にずれた円板の下に
入り込もうとします
この時ちょっと引っかかった感じがして
「カックン」という音とともに口が開きます
顎関節症の専門医は
関節雑音(クリック音)だけでは治療の必要性がないという診断です
実際に、大学病院でもクリック音は、治療の必要性はなく
口が開かなくなるまで経過観察を行い
口が開かなくなる症状になったら処置を行う治療がほとんどです
しかし、開ける時に同時に痛みを伴ったり
少しでも口が開きにくくなったと感じたら
すぐに歯科医院を受診してください
大丈夫ですか?
大きくお口を開いてみてください
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