言い伝えのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2018年7月6日
古今東西、歯にまつわる言い伝えや記述は
いろいろな形で残されています。
例えば古代エジプトのパピルスには
すでに歯みがきの処方について記述がありました。
インドでもあのお釈迦様が
「朝はやく起き、虫食いのない木を使って歯をみがきなさい」
と啓蒙していた痕跡があります。
当時の仏典にこのような記述があることから
お釈迦様の言葉として伝えられてきたといいます。
ところで、「歯をみがく」という考え方は
仏教の伝来とともに日本に輸入されたそうです。
6世紀の中頃に輸入された仏教がやがて平安朝のころになると
加治祈祷の儀式で人心を得た密教にも発展
その儀式のなかに楊枝の儀式というものがあって
それが民間への歯みがき奨励に大きな役割を果たしたと伝えられています。
このように、歯みがきは時代を超え
民族を超えてその大切さが伝えられてきたようです。
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