サマータイムのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2011年6月17日
サマータイムとは、夏の間の日の長い期間に
時計を1時間進めて昼の時間を長くする制度
欧米を中心に世界の約80ヶ国で実施されている
長くなった時間で余暇を楽しむことができ
照明や冷房の省エネルギー対策としても期待されている
英語では、Daylight Saving Time(DST)
私は20年前にオーストラリアを3ヶ月ほどひとり旅した
ケアンズのバンジータワーで狂ったように毎日飛びまくり
ゴールドコーストでXXXXビール飲みながら毎日ビーチで寝転び
シドニーからマンリーへ渡り
フィッシュアンドチップスを頬張ってべったべたの指を毎日しゃぶっていると
いつの間にかサマータイムに切り替わっていて
帰りのフェリーに乗り遅れ
キャンベラでTボーンステーキをがっつきながら毎日ブーメランを投げて羊を追い
メルボルンカップを見に行って
旅行資金の半分を摩り
アリススプリングスで寝坊して
エアーズロックで昼寝して
ダーウィンのカカドゥ国立公園で
しょっちゅう進めたり戻したりを繰り返していた時計が遂に壊れた
このサマータイム(夏時間)の導入が、各企業で始まっている
東日本大震災の原発事故で迫られる節電対策の「切り札」として注目が集まる一方
その効果を疑問視する自治体や企業も多い
果たして、この企業ごとのサマータイムは有効なのだろうか?
導入された会社に勤務する人々の声を聞くと
“これでやっと病院や役所にいける”
っと喜んでいる人が多くいるとかいないとか・・・
でも、欧米のように国全体でこれを導入したらどうなるのか?
欧米の調査では時刻切り替え時に「睡眠リズム」が狂い
しばらく体調不良になる人が多くいるとの話
早起きが得意と思われている高齢者にもダメージが大きい!?
特にサマータイム開始時期は救急車の出動回数が増えたり
心筋梗塞患者が増加するという話もある
睡眠周期はすぐには調整できないので
睡眠不足になる人が増える可能性が高い
交通事故の増加につながるという調査結果も発表されている
ってなことになると我々医療機関はサマータイムどころか
残り時間無制限のロスタイムに突入!ってな感じになるのかもしれない