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ヤニなるお話

Posted By on 2010年10月4日

タバコがまた値上がりしたとのことで
これを機会に禁煙するから
ヤニをとってくれないかと
患者様がやってくる

“もちろん喜んでどうぞどうぞ”    

喜んでというのは
タバコをやめていただくと
こちらも嬉しくなるからだ
白い歯を見て喜んでいただき
もう絶対に吸わないようにと思っていただく為に
徹底的にツルツルピカピカにクリーニングする
手前味噌だが杉山歯科の衛生士は
みんな一生懸命に丁寧にキレイにしてくれると評判が良い
タバコは百害あって一利なしと昔からいわれ
全身に害を与えるのは当たり前だが
口の中にだって凄く悪影響を及ぼす
ニコチンは歯周組織の毛細血管を縮ませ
血液の供給量を低下させるため歯茎が黒ずみ
歯周病の原因となる細菌に対する抵抗力及び
治療した箇所の回復力を低下させる
よって喫煙者は非喫煙者に比べて
数倍も歯周病になりやすい

今となっては禁煙をすすめる立場ではあるが
実は私も学生の頃から20年間
         1日に20本のショートホープを吸い続けていた
         医療に携わる者がゆえ10年前に禁煙したが
        タバコが大好きで美味しくてカッコよかった
        あの頃を今でも時々思い出す
        あの最高にイカしたラストシーンとともに

歯科哲男(しかてつおとこ)

Posted By on 2010年10月2日

在籍しているスタディグループの勉強会に顔を出すことができた
暫くサボっていたし、久しぶりの銀座の夜
懇親会まで出席し大いに語り合った

“先生!入れ歯は人工臓器だと思うでしょ
だって口腔内は臓器の一種ですよ
その臓器がおかしくなると
体もおかしくなるけどそれよりも
やっぱり心だよねハートがおかしくなっちゃう
笑顔作れないでしょ、口ん中悪い人って
うまいもんだって食えないんだから
笑顔なんて作れるわけないですよね
無意識に歯を隠して
噛んでアゴ動かさねぇんだから
筋肉もたるんじゃってるし
そんな笑えなかった人の口の中を全部治して
とびっきりの笑顔を見たときに
ぼかぁー歯医者んなってよかったなぁ
なんて思うんですよぉ
先生ね、インプラントはね・・・・・・”

l

   こんな感じで名刺交換をする間もなく
隣の席に座った新入会のN先生に
マシンガンのように熱く語られ続け
最終の新幹線に乗り遅れたw
酒の席とはいえまだまだ若い先生が
自分の歯科哲学をしっかり持ち
はじめて会った私なんかに思いっきり語れる
素晴らしいというより羨ましい限りである                                 
東海道線に揺られながら眠い目を擦り
いただいた勉強会のテキストにもう一度目を通した

歯医者バカ一代

Posted By on 2010年9月30日

この週末
青年会議所(JC)の全国会員大会が
この小田原の地にて開催される

私はかつて(社)小田原青年会議所に在籍をしていたことがある
なぜ歯科医師である私がこの団体に参加したかというと
それは今は亡き父の勧めであった
当時ロータリークラブに所属していた父はよくこんな事を言っていた
「歯医者バカになっちゃいかんぞ
 いつもお山の大将で歯医者同士の狭い付き合いの中でふんぞり返ってたんじゃ
 つまらん人生をおくるぞ。もっと色々な人とお付き合いして周りを見てきなさい」
確かに大学5年生のポリクリ後、臨床実習で病院に上がれば先生と呼ばれ
国家試験に合格した次の日から院長にもなれるわけだ
6年間の大学生活を終えて、若干24歳の若僧が社会に出た時には
センセイ、センセイって周りから祭り上げられてしまう
そのまま、毎日小さな口の中だけを見て生きていけば
ハートまでこじんまりしてショボくなり世間知らずの人間になりかねないであろう
青年会議所の理念とは、「明るい豊かな社会」をめざすというもの
若手企業の経営者が中心となり、このまちをもっと良くしていこうと
Non Profitsボランティア的に活動をしている
在籍していた時は、その活動を優先してしまいやむを得ず休診にしたり
早めに仕事を切り上げざるを得ない時もあり、患者様にもご迷惑をかけ
収入がマイナスになる事も多々あった
しかし、今となればそれ以上に大きなプラス材料を吸収できたと思っている
会議の進め方や、書類の作り方なども自然に覚え、異業種の仲間が増えて
40歳で卒業するまでの5年間、多くの尊敬できる人々と接することができた
これは人生において大きな財産だと思っている

現在、全国に745の青年会議所があり、約54,000人の会員がいる
このメンバーの多くがこの週末、小田原、箱根あたりにやって来る
大きな経済効果をもたらせ、元気のない小田原の街が活気に溢れてほしい


シビレるようなお話

Posted By on 2010年9月29日

むし歯の痛みより
麻酔した時のほうが痛かった!
以前はこんな話をよく聞きました

しかし、最近では麻酔した事すらわからなかったと言われるくらい
痛くない麻酔へと変わりつつあります
歯肉に注射針をプスッと刺す方法は今も昔と変わりません
表面麻酔(注射針を刺す前に歯肉に塗って粘膜面をしびれさせ刺す時の痛みを軽減する薬)を塗り
細い注射針で体温くらいに温めた注射液(カートリッジ式)を
圧力をかけないようにゆっくりと注入していけば
注射の痛みが軽減できるのは歯科医師なら昔から誰だって知っています
でも最近になって麻酔が痛くなくなったとよく言われるのはなぜでしょうか?

答えは簡単です
以前は解っていても痛くない打ち方をする歯科医師が少なく
最近はそれを普通にする歯科医師が増えたからです
歯科医院が増え続け過当競争が激しくなっている昨今
痛くすると口コミで評判が悪くなり、他の痛くしない歯科医院に患者様が流れ
自分が食って行けなくなる危機感を個々が感じているのです
金庫が閉まらなくなるくらい儲かっていた時代【週刊実話】wがあったと聞きます
痛くて当たり前、ガマンしろ!
なんて威張っていたんじゃもう・・・

勿論、昔のように滅菌して繰り返し使う手動ポンプ式の注射器ではなく
細く丈夫で切れの良い使い捨ての針を付け
無理な圧力がかからない電動コンピューター制御の注射器
使用している歯科医院が多くなっていますから
当然、誰が打っても痛みは少なくなったのでしょう
しかし
切磋琢磨して技術を磨かないと、患者様が来てくれないということを
身にしみて感じることで、更なるレベルアップに繋がればと思います

https://youtu.be/ZWhwylZDFf0

君が嘘をついた

Posted By on 2010年9月26日

前歯は保険がきかない
奥歯は白い歯だと自費only
以前通っていた歯科医院でそう言われたと
患者様からよく聞かされるお話です

はっきり言って
今の時代これは全部ウソです

前歯は保険で治療できますし
昔と比べて材料も良くなっているので
奥歯も部分的に詰めるのであれば
保険で白い歯にする事は可能です
ただ自費と保険の物では材質が違うため
保険の物は変色したり壊れやすかったりはするかと思います
しかし保険のかぶせ物は2年間無料補償する制度があります
当院では自費の物も5年間補償しております
自費と保険の違いを治療前に解りやすくご説明致しますので
どんなことでも私にご相談ください

どちらかで保険がきかないと言われたお話を患者様からお伺いすると
学生の頃毎週欠かさずテレビに噛り付いたあのドラマを思い出します

https://www.youtube.com/watch?v=Qgt7hqqH7mI

無口な男

Posted By on 2010年9月24日

桂歌丸師匠が高座でお話されていました
『歯医者さんっていうのは凄い能力を持ってんですねぇ
私が口を開いてるのに治療しながら
耳元でなんだかんだといろんな事を聞いてくるんですよ
私も悪いと思ってそれに答えるんですがね
当然、口ん中にいろいろ突っ込まれてますから
呂律が回んなくてモニャモニャモニャモニャって
聞き取れないような言葉で言い返すんですけど
「あっそうですか、はいはい」って全部解るんですよ
あれにはびっくりしました』

治療中に話しかければこんな感じになりますw
治療の前にアニメーションやレントゲンで説明をし
納得していただいてから治療に入るわけですが
術者としては常に
痛くないか
苦しくないか
大丈夫ですかと
顔色を伺いながら治療を進めていきます
ですから、ついつい話しかけてしまう時もあるのです
昔はジタンを吸って無口な男のマネをよくしたものですが

歯科医師不足?

Posted By on 2010年9月23日

先日こんな記事が出ていた

「全国17の私立歯科大・歯学部のうち6割強の11校で、今春の入学者が定員割れを起こしていることが、読売新聞社の調査でわかった
 中には定員の4割以上にあたる35~43人の欠員が出た大学が3校あった。受験者総数も4973人と、前年より約2800人減少した。大幅な定員割れで質的に一定レベルの入学者を確保できないおそれもある。「歯科医療の崩壊につながりかねない」として日本私立歯科大学協会も危機感を強め、対策等の検討を始める」

原因は何なのか?
歯科医師の過剰感?かつての高収入のイメージが崩れている?
医学部の定員増。医師不足解消のため、今春医学部の定員が700人増やされ
歯科医志望者の一部が流れた?
不況も影響しているだろう
高額な私立歯学部の学費、さらに開業ともなれば多額の費用がかかる
国家試験の難易度も上がっているから?
といろいろ推測されるが
ともあれ6年後国家試験を受ける人数も減るわけで
歯科医師数が大幅に減り始めるのだろうか?

既に開業している我々にとっては良い話のようだが
受験し入学金が払えれば確実に歯学部に入れるので
質が下がって歯科医療全体の信用低下になりかねない
大学側は経営が大変になると思われるが
募集定員を減らし
質の高い志願者を確保していただきたいと思う
厚生労働省が長期的な視野で将来像を見つめ
対策を考えるタイムリミットはもうとっくに過ぎているはずだが・・・

ホームホワイトニング

Posted By on 2010年9月21日

昨今、歯を白くしたいという
患者さんが急激に増えました
ホワイトニングには、大きく分けると2つの方法があります
ホワイトニング剤を表面に塗り
高輝度LED照射器であるコスモブルーなどを当てて
歯の中にある色素を分解するオフィスホワイトニングと
当院で行なっているホームホワイトニングです

ホームホワイトニングは
個々の歯の形に合ったマウスピース(カスタムトレー)を歯科医院で作り
自宅でそのトレーの中にホームホワイトニング専用の薬剤を自分で入れて
歯に毎日1~2時間装着しそれを2週間から3週間ほど続けていく方法です
オフィスホワイトニングに比べ
色の後戻りがしにくいという利点があります
この治療を行ったほとんどの方が
“白くなってうれしいっ!”と
真っ白な歯を見せて笑顔で喜んでくれます
ですが
そのほとんどの方が
“もっと白くしたい”“もっと白くしたい”と訴えます
これだけ白くなっているのに
もっとですか?
“そうもっともっとです”

そう言われる度に
僕の顔は青くなります

プライベート

Posted By on 2010年9月21日

十数人の方から
ブログ読んだよって
嬉しいメールをいただきました
ありがとうございます
でも“もっとプライベートを晒せ”なる
苦情!?のメールが多かったのには
驚きましたw

日記といえば
一昔前はその時の自分の思いを書きとめ
机にそっとしまっておいて
誰にも絶対に読まれちゃ困るものでした
ところがブログとなると
自分の思いを晒して
皆様に読んでもらうわけです

このサイトは“お歯なしにならないお話”なので
できるだけ歯科に関するタメになるお話をしていこうと思っています
でもネタが切れてお疲れモードに入った時は
好きな映画や音楽のお話をしてしまうかも知れません
悪しからず

それと美味しいお店なんかも紹介していきたいと思っています
決してプライベートが〇〇〇なわけではありませんが

エアタービンの音

Posted By on 2010年9月18日

歯を切削するエアタービンの
“キーン”という音
きっと好きな人はいないはずだ
30年ほど前に開発されたこのエアタービン
効率よく正確にエナメル質が削れるようになり
歯科医療の精度はかなり向上した
だが今でも発する音はかなり大きく
毎日診療室中に響きわたる

オーディオアナルゲジアといって
音楽や特殊連続音で
なるべくエアタービンの音を消し
患者様の不安や恐怖感を少なくして
精神のリラクゼーションを行って歯科治療する方法は
今では当たり前のように行なわれている
クラシックやヒーリングミュージックで
リラックスしてもらい
安心感をあたえるのが一般的である


音が体にあたえる影響は
とてつもなく恐ろしいことだと
子供の頃テレビで見てビックリした