・・・の花子さん

Posted By on 2011年6月28日

昭和大学歯学部では昨年度から歯科患者ロボット「昭和花子」を導入

世界で初めて、実際の治療時を正確に再現した状況下で

人間型ロボットによる技能試験を実施して成功を収めた

このたび、「昭和花子」にさらなる改良を加えて、歯科患者ロボット「昭和花子2」を開発

明日6月29日(水)プレス発表会を開催する

医療の質と安全を確保するためには

より高い臨床技能の獲得とその客観的な評価が必要とされている

昭和大学歯学部歯科矯正学教室では

10年前よりシミュレーション工学を応用した高度技術修練用ロボットを開発してきた

『医師として実際の患者様を治療する前にできるだけ

高い技術力や問題解決能力を身につけておく』

この当たり前のことが、実際には難しいのが現状だ

そこで同大では、「歯科患者ロボット 昭和花子」を導入し

実際の治療時を正確に再現した状況下での技能試験にも使用してきた

歯科患者ロボット「昭和花子」に改良を加えて開発された今般の「昭和花子2」は

よりリアルな再現性とユーザビリティを追求

高機能でかつ人に近い形状と存在感を実現すると同時に使い安さも考慮して

歯列あるいは粘膜部等の消耗品の容易な交換を可能にし、保守性、耐久性の向上も図った

[高画質で再生]

歯科実習用の患者ロボット・昭和花子さん [方法]

顔部では、まぶた・眼球・あご・舌・首などが動き生体生理的現象

歯科臨床における標準模擬患者の振る舞いをかなり忠実に再現

不意な首振りやくしゃみ、むせなどの動作、閉口疲労や嘔吐反射も行なう

との事である

患者様は画一的な反応を返すとは限らない

歯科治療への反応、あるいは歯科医師とのコミュニケーションは老若男女で異なる

などなどロボットに対する不満を言えばキリがないけど

学生や新米ドクターが「患者様と接するというのはどういうことか」

その感覚的なものを掴み練習するにはとても良いロボットなのだと思う

でも、リアルロボットって逆に患者様より こわいような気がするなぁ

それにしても、これだけリアルに作動するのなら花子でなく

もう少しカッコよく “Dentroid X” くらいの名前は付けてあげたいよね

About The Author

The Damnedやツネマツマサトシ、The Stoogesなどのカヴァー曲をリハーサルした後、初めてのライブをコイケミュージックホールで行なう。あまりにもメチャクチャで荒々しい演奏のせいで、わずか15分ほどで電源を切られTHE HOODLUMのデビューライブは終わった。そんな原点が今の活力!歯科医師としての情熱に繋がっている。

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