Life On Mars
Posted By Dr. Feelgood on 2011年11月28日
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 26日 ロイター]
米航空宇宙局(NASA)が開発した火星探査車「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」が
現地時間の26日午前10時2分(日本時間27日午前0時2分)に
米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。
「キュリオシティ(好奇心)」という愛称でも呼ばれる同探査車は曇り空の中、火星へと旅立った。
来年8月6日に火星のゲール・クレーターに到着する予定で
2年かけて火星に生命が存在しうる可能性を調査する。
打ち上げ後、主任科学者でカリフォルニア工科大学のジョン・グロジンガー氏は記者団に対し
「今回の任務は、宇宙に生命が存在するかという問題に取り組むNASAの目的において
重要な次の一歩だと思う」と語った。
探査車は25億ドル(約1940億円)をかけて開発され重さは約900キロ。
カメラ17台と10の科学計器を搭載し、これらを使って
ロボットアームのドリルで採取した土壌サンプルに含まれる要素を分析する。
また9月にはこんなニュースもあった
米航空宇宙局(NASA)は14日、地球周回低軌道をはるかに越え
最終的には火星への有人飛行も可能にする大出力の打ち上げロケットの開発計画を発表した。
NASAは新型ロケット「Space Launch System、SLS」について
「アポロ(Apollo)の宇宙飛行士たちを月に送り込んだサターンV型(Saturn V)ロケット以来
米国で最も強力なブースターとなる。
人類をこれまで行ったことのない場所へ運んでくれるだろう」と声明で述べた。
SLSの先端に宇宙飛行士が乗るカプセル「Orion Multi-Purpose Crew Vehicle」を搭載する。
当初の積載能力は70~100トンだが、130トンまで伸ばしたい考えだ。
開発費用は350億ドル(約2兆7000億円)で、完成予定は2017年。
同年打ち上げ試験を実施したのち、2021年に初の有人飛行を行う計画だ。
その後、2025年にはSLSを使って小惑星探査を行い
2030年以降には火星への有人飛行を実現したいという。
ロシアでは11月4日「Mars500」と名づけられた実験が終了した
2010年6月3日から6人の男たちがロシアにある火星往復飛行用の模擬実験施設に乗り込んでいた
彼らの使命は、来るべき有人火星往復飛行で経験される閉鎖状況に、ひたすら耐えること
しかし実験内容は、困難を極めた、火星への有人探査は、やはり並大抵のことではない
現実世界から完全に隔離された、バス程度の大きさの窓のない施設
そこに大人6人が共同で生活した
中には、実験装置と運動器具が設置されており、とても狭い空間
もちろん個室はなく、プライバシーを保てる環境とは言えない
食事はカンヅメ中心の質素な宇宙食、そしてシャワーは週に1回
さらに、外部との通信手段は、電子メールとビデオ通信のみ
それも、地球から遠く離れたところで交信している雰囲気をかもし出すために
通信時のタイムラグを設けた
無重力という状況をのぞいて、ほぼ完全な閉鎖環境を作り出したのだ
閉所恐怖症の私には想像しただけで冷や汗が出てパニック発作を起こしそうな話だ
火星へのミッションが本番を迎えるのは、数十年先の予定とのことだが
計画実現には、莫大な資金が必要であり、何よりまだまだ技術的に困難らしい
特に、コンパクトシールドという宇宙放射線から宇宙飛行士を守る装置が完成していないという
520日間のこの実験がすぐに火星への有人を可能にするものではないにしても
有人飛行の難しさを理解するひとつのステップにはなるに違いない
人類は一歩一歩、着実に火星に近づいている
アメリカは月面着陸をした際に遭遇した異星人から
「もう2度と来るな 来たら地球を攻撃する」
そう言われて以後アポロ計画を中止した
そんな「都市伝説」も笑い事ではすまなくなり
「トータルリコール」もリメイク版では飽き足らず
とうとう現実の世界で起こりそうな・・・
そんなことが遠い夢ではなくなった気がする
https://youtu.be/v–IqqusnNQ
Comments
Leave a Reply