軍曹のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2012年2月8日
インフルエンザが流行するこの時期になると
口腔ケアがその予防に大きな効果があるのだと
テレビや雑誌、いろいろな所で報道されるようになる
以前、「ためしてガッテン」で
歯科衛生士がデイケアに通う高齢者に歯磨き指導をしたところ
インフルエンザの発症率が10分の1になった事例を挙げてからだろうか
専門知識を持った歯科衛生士たちが高齢者の歯垢や歯石などを徹底的に除去し
さらに家族や介護者にも徹底的に正しい歯磨き法の指導を行ったのだから
常に口腔内を清潔にしておくことが
ウイルス感染予防に効果があったのは間違いないと考えられる
指導を受けていない人が漠然と歯磨きしただけでは
口腔内細菌は減少しないし、インフルエンザの予防効果が高まるとは思えない
高齢者の肺炎の発症率は、口腔ケアをすることで下がることが明らかになっている
高齢者は、口腔内を不潔な状態にしておくと
異物が入って来たときに『せき反射』が起きにくくなってしまう
せきが出なくなると、異物を追い出すことができないため
ウイルスに感染しやすくなるのだ
現時点で言えることは
口腔ケアがインフルエンザの予防に寄与する可能性があるというだけで
その効果の程度については、今後さらなる検証が必要であろう
口腔ケアがインフルエンザ予防につながることを科学的に証明し
口腔ケアで発症率が下がることが確実に立証されれば
歯科衛生士の活躍の場も一気に広がるはずである
しかし もうだいぶ昔に
歯磨きが、むし歯予防だけではなく
健康を維持するために、凄く大切だと教えてくれた軍曹がいた
大学生の頃 授業を抜け出して観に行った映画だったなぁ
「 ハンバーガー・ヒル 」
ベトナムに到着した新兵に
ベトナムで生き抜く心得を力説するシーン
当時、サバイバルゲームに夢中だった私には
あの軍曹の教えが心に響いたっけw
歯磨きにはペーストをたっぷりつけろ~
軽石の顆粒がフッ化物の浸透を助けるのだぁ
食物の中には多くの細菌が含まれてんだぞぉ
健全な体を保つには口の衛生が第一だぁ
素早い垂直運動で歯を磨けっ!いいかぁ
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