学校保健統計調査のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2014年1月29日
文部科学省は、幼稚園児から高校生の発育と健康状態を示す
今年度の学校保健統計調査の速報値を発表した
むし歯の子供の割合は
幼稚園で39.51%
小学校で54.14%
中学校で44.59%
高等学校で55.12%
と各世代で比率が漸減しており
主な疾病・異常等について
「近年大きな変化はみられないが
むし歯(う歯)については改善傾向がみられる」
とされている
平均身長は横ばいで体重は減少傾向だが
肥満傾向児は北海道、東北地方で出現率が高い傾向がみられ
世代間の発育比較では現代の子どもの方が
早期に発育していることがわかるとしている
とのことで
総括表をクリックして拡大していただくと
すぐにお解りだと思いますが
むし歯だけが他の疾患よりも年々減り続けています
私も平成9年から小学校で歯科健診をしていますが
むし歯の児童が少なくなった事は実感しています
しかし
歯科医院を訪れる子供たちは減っていないのです
春休みや夏休み、冬休みなど
6ヶ月毎の定期健診で
しっかりと歯を診せにきてくれる子供たちは
むしろ増えています
ご父兄のお子さまの歯に対する意識の向上はもちろん
子供たち自身も自分の歯に
強く関心を持っている子が多く見受けられます
当院で1日に拝見する患者さまの半数は
定期健診の患者さまです
美容院や床屋さんへ行くような感覚で
予防やクリーニングにいらしていただいています
もう歯科医院は、むし歯を治すだけの場所ではないのです
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