再石灰化のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2014年11月10日
むし歯は茶色や黒くなるものだと思われがちですが
初期のむし歯は白濁した状態にみられます
歯のエナメル質は健全であれば透明感のある色ですが
初期のむし歯では歯の一番表面ではなく
その下10から20ミクロンのエナメル質内で脱灰が最初に起こります
エナメル質の結晶が崩れて光のくっせつにより白濁として認められるのですが
この時点で、歯の表面にはまだ穴は開いていないのです
しかし、この白濁として認められる初期う蝕は適切な対応があれば
脱灰部分に無機成分(リン酸やカルシウム)が沈着して
元の硬いエナメル質に戻すことができるのです
この減少を再石灰化と呼びます
再石灰化を促進するためには
歯垢の除去
無機成分の供給源であるだ液の分泌を促すこと
フッ化物の継続的使用
専門家による歯面清掃
シュガーレスガムの使用などが勧められています
お子さまの仕上げ磨きのときに
シロっぽい汚れがなかなか落ちないなぁ
っと感じたら
早めの受診が大切です
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