インフルエンザのお話
Posted By Dr. Feelgood on 2014年12月18日
インフルエンザに感染する危険性の高い季節になりました
インフルエンザの感染経路は接触感染と飛沫感染です
感染者がくしゃみや咳をした時に手で押さえ
その手で周りのものに触れてウィルスが付き
別の人がそのものに触ってウィルスが手に付着します
その手で口や鼻などを触ると粘膜から感染します
これを接触感染といいます
飛沫感染は
感染者がくしゃみや咳をつばなどの飛沫と一緒に
ウィルスを放出することで
別の人がウィルスを口や鼻から吸い込んで感染してしまうことです
このように接触感染、飛沫感染ともに
インフルエンザは口や鼻から感染します
うがいや歯磨きをあまりしない人は口の中が不潔になっているので
むし歯や歯周病などのもとになる菌が増殖して
そこにインフルエンザウィルスが混じり
滞留しやすくなるといわれます
健康なお口の中はだ液などの自浄作用が働きますが
免疫力が低下している時や
お口の中を不潔にしている時はその機能が低下します
お口のケアを実施した人としてない人のインフルエンザ発症率を比較すると
お口の中をケアした人の発症率が10分の1になったという報告もあります
※ 「口腔ケアによる細菌性酵素活性の減少とインフルエンザ感染予防」
(阿部修、石原和幸、足立三枝子、佐々木英忠、田中甲子、奥田克爾)より
手洗い、うがいはもちろんですが
歯磨きや舌磨きなどでお口の中を清潔にすることも
インフルエンザを予防する対処法の一つといえます
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