臓器移植のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2016年5月9日
人には外から入ってきた異物を
非自己(自分のものではないもの)と認識して
排除する免疫という機能があります。
移植された臓器も非自己であるため
これを排除しようと免疫反応がおこります。
これを拒絶反応といいます。
拒絶反応をおこす免疫は
もともと生体にとって必要な働きですが
拒絶反応が強くおきると
移植した臓器の働きが失われ
生命に影響が及ぶことがあります。
そのため、拒絶反応をうまくコントロールする必要があり
免疫抑制剤が用いられます。
その結果、免疫の働きを抑えようとするあまり
細菌などの対する抵抗力もなくなり
思いもよらない感染症をおこしてしまうことがあります。
専門的な口腔ケアや予防を行うことにより
口腔内の細菌をできるだけ減らし
感染症の発症リスクを下げる必要があります。
臓器移植手術の予定がある方は
是非、ご相談ください。
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