歯医者バカ一代
Posted By Dr. Feelgood on 2010年9月30日
この週末
青年会議所(JC)の全国会員大会が
この小田原の地にて開催される
私はかつて(社)小田原青年会議所に在籍をしていたことがある
なぜ歯科医師である私がこの団体に参加したかというと
それは今は亡き父の勧めであった
当時ロータリークラブに所属していた父はよくこんな事を言っていた
「歯医者バカになっちゃいかんぞ
いつもお山の大将で歯医者同士の狭い付き合いの中でふんぞり返ってたんじゃ
つまらん人生をおくるぞ。もっと色々な人とお付き合いして周りを見てきなさい」
確かに大学5年生のポリクリ後、臨床実習で病院に上がれば先生と呼ばれ
国家試験に合格した次の日から院長にもなれるわけだ
6年間の大学生活を終えて、若干24歳の若僧が社会に出た時には
センセイ、センセイって周りから祭り上げられてしまう
そのまま、毎日小さな口の中だけを見て生きていけば
ハートまでこじんまりしてショボくなり世間知らずの人間になりかねないであろう
青年会議所の理念とは、「明るい豊かな社会」をめざすというもの
若手企業の経営者が中心となり、このまちをもっと良くしていこうと
Non Profitsボランティア的に活動をしている
在籍していた時は、その活動を優先してしまいやむを得ず休診にしたり
早めに仕事を切り上げざるを得ない時もあり、患者様にもご迷惑をかけ
収入がマイナスになる事も多々あった
しかし、今となればそれ以上に大きなプラス材料を吸収できたと思っている
会議の進め方や、書類の作り方なども自然に覚え、異業種の仲間が増えて
40歳で卒業するまでの5年間、多くの尊敬できる人々と接することができた
これは人生において大きな財産だと思っている
現在、全国に745の青年会議所があり、約54,000人の会員がいる
このメンバーの多くがこの週末、小田原、箱根あたりにやって来る
大きな経済効果をもたらせ、元気のない小田原の街が活気に溢れてほしい
Comments
Leave a Reply