泪橋のお話

Posted By on 2011年2月21日

 

 

すばらしい実写版だった

ドヤ街をバックに一瞬だけどあのオープニングのテーマ曲

ぞくっと鳥肌が立って画面に引き込まれた

力石徹が凄かった

やはり水道の蛇口には針金が巻かれ・・・

伊勢谷友介は「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロのような役者魂

丹下段平も良かった
岩崎弥太郎より良かった

この橋はなぁ、 人呼んで泪橋という
人生に破れ生活に疲れ果てて、ドヤ街に流れてきた人間たちが 涙で渡る悲しい橋だからよ
三年ほど前のわしもそうだった、おめえもそのひとりだったはずだ・・・
だが 今度はわしとおまえでこの泪橋を逆に渡り
あしたの栄光を目指して第一歩を踏み出したいと思う
分かるか?わしのいうてる意味が・・・?
ああ?わしのいうてる意味がわかるかよジョー!!

シチュエーションは違うけど

マンモス西の『鼻うどん』も見れたので満足

サンドバッグも破れ

ウルフ金串に強烈なパンチも浴びせた

でも原作の高森朝雄氏(梶原一騎)が描いた矢吹丈

野良犬のようなだ、そしてどこか寂しげな瞳をしている

寺山修司氏が生きていたらこの映画を観て何とつぶやいただろう?

泪橋を逆に渡る

橋の上でボケーっと考え込んでいるような今の私の生活に

熱い何かを吹き込んでくれたようなそんな作品であった

あしたはどっちだ

 

About The Author

The Damnedやツネマツマサトシ、The Stoogesなどのカヴァー曲をリハーサルした後、初めてのライブをコイケミュージックホールで行なう。あまりにもメチャクチャで荒々しい演奏のせいで、わずか15分ほどで電源を切られTHE HOODLUMのデビューライブは終わった。そんな原点が今の活力!歯科医師としての情熱に繋がっている。

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