rationalityのお話

Posted By on 2012年2月10日

 

『カンブリア宮殿』をテレビで見た後すぐに

ネット配信されている未放送部分のスタジオトークを含む特別版をみた

“医療はサービス業”だと唱える理事長

歯科医師会との確執や富裕層への対応など

私が聞きたい部分が、テレビではかなりカットされていた

まあ、一般の方が見る番組だから仕方ないか

見逃した方はこちらを ↓

京セラ、JALの会長、稲盛和夫氏直伝というだけあって

理事長の経営力には“あっぱれっ”だ

確か中国にも分院があってその医院では

日本人の歯科医師免許で中国人の治療ができると聞いたことがある

しかし

あれだけの設備投資と人件費を生み出すには??

感動させるサービスに隠された不合理

保険診療中心のこの国で

ジレンマとの戦いが歯科医院経営には付きまとうのか

診療と経営を分離し

金融業者に経営を任せたアメリカの医者は奴隷となった

番組ではユニット上での会計説明など

見習うべきところも多々あった

当院でも次回診療内容や

 次回会計予測金額の説明を取り入れたいと考えている

しかし170名の患者様を4名のドクターで診るのは厳しいだろう

にっこりスマイルでお出迎えする一方

ドクターがもたもたしていると、マネージャーは尻を叩きながら

“まわせまわせどんどんまわせ~”っと目で合図する

次の予約の人が待っているから

タイムオーバーだよと、せっつかれて・・・

モニターで監視!

そんなのイヤだよぉ~w

しっかりした歯科治療には時間がかかる

臨床歯科医はもっとゆっくり、じっくりと

患者様のお口の中を拝見させていただきたいはずなのである

村上龍が喩えた 屋台のラーメン屋のオヤジ

20年もやっていればそれほど大変だとも思わない

何から何まで自分でやれるなんて

自由気ままで良いではないか

我輩は

 

About The Author

The Damnedやツネマツマサトシ、The Stoogesなどのカヴァー曲をリハーサルした後、初めてのライブをコイケミュージックホールで行なう。あまりにもメチャクチャで荒々しい演奏のせいで、わずか15分ほどで電源を切られTHE HOODLUMのデビューライブは終わった。そんな原点が今の活力!歯科医師としての情熱に繋がっている。

Comments

2 Responses to “rationalityのお話”

  1. 効率を求めて細分化、専業化し続けた結果・・・
    総合的に仕事を見れる人材が、限りなく少なくなってしまいました。

    ウチの会社の事例ですが、以前はひとつの仕事を最初から最後まで担当者が
    取りまとめてました。その方が楽しいし、育つんですけどね・・・技術者も。

  2. Dr. Feelgood より:

    歯科医なんて結局は一匹狼だなんて思っていたんですけどね 医療でも総合的に考えた大手が乗り込んでくると八百屋、魚屋、カメラ屋、酒屋がそうだったように、ちっぽけな歯科医院なんて吹っ飛ぶかもしれませんなぁ ところでお薦めの天体望遠鏡買いました 早速クビが筋肉痛ですw

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