再びロンドンが燃えるお話

Posted By on 2012年6月21日

 

以前

POWER全開なお話のなかで書いた事が記事になっていました

ロイター通信によると

7月27日に開幕するロンドン五輪では

メーン会場となる五輪公園に

総工費2300万ポンド(約28億5000万円)をかけた

最高レベルの医療設備が用意され

選手たちが無料で医療サービスを受けられることになっている

医療センターには歯科、整体、外科など

幅広い分野の医者が控え24時間オープンする

大会期間中は1日当たり200人の選手が訪れる見込みだという

選手の治療が優先されるが、スタッフやコーチも治療を受けられる

ロンドン五輪組織委員会(LOCOG)のスポーツディレクターは

「たとえ小さな問題であっても

選手のパフォーマンスに大きな影響が出る可能性がある」と指摘

ただし、治療は緊急に対処が必要なものに限られ、持病などは対象外になるという

主に筋肉の故障や風邪への対処などが行われる見込み

また、歯科にかかることができていない選手も多く

歯科や眼科に人気が集中することも予想されている

ということですが

日本のアスリートたちは

いや、世界中の一流のアスリートたちは歯を大切にしているはずです

イチローが1日5回歯磨きをする事や

カール・ルイスがロス五輪で金メダルを4個獲得した後

更なる飛躍を目指して矯正治療を始めたのは有名な話です

アスリートたちはかみ合わせが悪いと

顎の位置だけでなく頭や体全体の姿勢も不安定になるのです

するとバランスを保つために無駄な筋力を使い

本来の運動に必要な力を発揮できなくなってしまいます

 

水泳の北島康介選手が歯科イベントにゲスト出演してくれた時にも

水泳でも歯をくいしばって力を出すことが多く

「オリンピックに向けて注意して手入れしている」と話していました

きちんと歯を磨く習慣はもちろんのこと

トレーニング中に歯を傷つけないようにマウスピースをつけたり

キシリトール入りのガムを食べるなどして

むし歯の予防もしているそうです

“歯が悪いと三段目以上の力士にはなれない”と

ある相撲部屋の専属医者が語っていた話や

セリーグの某監督が現役時代

歯は大切な仕事をするうえでの資本となるので

税金の申告の際には

歯科の治療費を経費として計上していたという話もあります

リメハンメル冬季オリンピックの選手村では

選手用の診療所に診察に来た患者さまは434

うち205人が 歯科の受診者だったと記録されています

そのため次の長野オリンピックでは歯科医の数は他の科の倍にするよう

国際オリンピック医事委員会から指示があったという逸話があります

いずれにせよ アスリートにとって歯は命

長野パラリンピックの時は

母校の障害者歯科の先生方が大活躍されました

もし次期 東京オリンピックが開催されることになった際には

私も選手村でお手伝いさせていただければと思っていますが

どうやら選手村の医師採用試験というのががあるらしいんです

12ヶ国語くらいはマスターしていないと無理なんでしょうか?

どんな試験なのか今から調べておこうと思います

About The Author

The Damnedやツネマツマサトシ、The Stoogesなどのカヴァー曲をリハーサルした後、初めてのライブをコイケミュージックホールで行なう。あまりにもメチャクチャで荒々しい演奏のせいで、わずか15分ほどで電源を切られTHE HOODLUMのデビューライブは終わった。そんな原点が今の活力!歯科医師としての情熱に繋がっている。

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