「裸のサル」のお話
Posted By Dr. Feelgood on 2011年10月12日
小学校4、5年生の頃だったと思う
TBSの「月曜ロードショー」 荻昌弘さん
当時としては異例の2時間半枠だった
眠い目を擦りながら最後までなんとか頑張って観た
そして
あの衝撃的なラストシーン
子供にはショッキングすぎて
あんなに眠かったはずなのに
ぜんぜん眠れなくなったのを覚えている
映画のラストシーンで放心状態になったのってあの時だけかもしれない
そして、今日観た『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
episode 0というか ビギニング物なのか?
4作目「猿の惑星/征服」のリメイクに近い
いずれにしろ
オリジナルシリーズへオマージュを捧げたシーンや描写が挿入されていて
旧作ファンの私はニヤニヤしてしまう場面が多々あり
さすが20世紀フォックス!健在って感じでとても面白かった
ジーラとコーネリアス
歯科大学の実習では生理学でヒキガエル
薬理学ではラットやマウスそしてウサギ
矯正学ではサルやイヌなど
たくさんの動物を実験に使わせていただいた
そして時には命を犠牲にして・・・
実習後のレポートがなかなか通らなくて居残り
真夜中に医局を出ると、薄暗い病棟脇の
あの動物舎から聞こえてきた動物たちの呻くような遠吠え!
今でも時々思い出してちょっと怖くなる
今年に入りアルツハイマー型認知症治療に用いる新薬が相次いで発売されたが
今使われている薬はいわゆる根本治療に結び付く薬ではなく
あくまでも症状の進行を抑制するものに留まっている
さらに研究が進めばきっともっと有効なものが生まれるはずだ
我々「裸のサル」が発明、開発した物によって
その「裸のサル」が滅びていくであろう縮図は
原子力問題に代表されるように今も昔も変わらない
確かその事を一番最初に教えてくれたのは学校の先生ではなく
生物学者のジーラ博士と考古学者のコーネリアス博士だった気がする
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